クロトン(Codiaeum variegatum)

トウダイグサ科
西太平洋諸島~パプア・ニューギニア原産

熱帯性の常緑低木です。古くから観葉植物として親しまれており、熱帯地域では庭木としても利用されます。雄花と雌花を咲かせますが、どちらも小さくあまり目立ちません。
クロトンは日によく当てれば当てるほど葉の色が濃く、鮮やかになります。一年を通してよく日光に当てるようにします。
逆に日当たりが悪いと、葉の色が薄くなったり落葉する場合もあります。
例外として”アケボノ”という品種は真夏の直射日光に当てすぎると葉が紫色に変色して美しくなくなるので注意が必要です。
寒さには弱いので冬は室内に取り込んで、室内の日当たりの良い場所で育てます。10℃以上の気温があれば大丈夫ですが、あまり暖房の効いた部屋で管理すると、乾燥して葉が落ちてしまいます。
また急激な温度変化でも葉が落ちることがあります。
生育期の5~10月は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。特に真夏は乾きやすいので水切れさせないように回数を増やします。10月から5月は生育が緩慢になるので水やりの回数を控えめにし、鉢土の表面が乾いて2日ほどたってから与えるようにします。

クロトン<small>(Codiaeum variegatum)</small>