パンノキ(Artcarpus altilis)

クワ科
ポリネシア原産

雌雄異花という特徴を持っている熱帯果樹で、同じ木に球形の穂状の雌花と棒状の花穂の雄花の、両方がつきます。
名前の由来は、食用である果実を焼くと、白パンのようにふわふわした食感がするから、というところから来ています。
樹木は最大で10メートルまで育ちますが、小さなものであれば、観賞用として日本でも親しまれています。
手入れは乾燥を避ける事が第一です。霧吹きで、葉っぱの表裏を湿らせてください。
また、葉の表面の埃は上手にとってあげてください。室内管理で傷んできている場合は、日向に出してあげたりと、調節をしてみてください。ただし葉焼けには気をつけましょう。
寒さに弱いので、日当たりのよく、風通しがある場所に置いてください。
また、乾燥にも弱いため、空調設備の風が直接当たらないように気をつけてください。
温度10度以上の気温を保つのがベストです。
生育期は、外気温が20度を超え始める頃です。
室内管理をする場合の温度は常時20度にせず、自然環境に合わせて温度を推移させてください。
土の表面が乾いたら水やりのタイミングです。
鉢底から滲み出るくらい、たっぷりとした水をやりましょう。
受け皿にたまった水は根腐れの原因となるので捨てましょう。

パンノキ<small>(Artcarpus altilis)</small>