アンスリウム・クラッシネルヴィウム(Anthurium crassinervium)

サトイモ科アンスリウム属(ベニウチワ属)
常緑多年草
ベネズエラ原産

観葉性のアンスリウムで大型種です。葉柄は太く、長さ15~20cm、葉身の長さは45~110cmあり、茎が短く、葉はロゼット状に伸びます。
強い光には弱く、日焼けしやすいので、夏は半日陰に、冬は暖かい明るい場所に置き、年間を通して室内で管理します。特に冬に光が弱すぎるのは好ましくありません。
高温多湿を好みます。生育適温は20~30℃程度です。寒さにはやや弱く、10℃以上は必要ですから、暖かく管理することが大切です。
5~9月の生育期には水を土と葉に十分に与えますが、鉢内は過湿を嫌うので、用土が乾いてから与えるようにします。しかし、地上部は多湿を好むので葉水が重要です。ハダニが発生しやすいのですが、葉水はこの予防にもなります。
花は緑色、あまり鑑賞価値はありません。もっぱら葉を観賞する種類です。

アンスリウム・クラッシネルヴィウム<small>(Anthurium crassinervium)</small>