ガガイモ科
ホヤ属
ホヤは一度花の咲いた位置から毎年花を咲かせるので、花の咲いたつるは切らないようにします。まだ花の咲いていないつるも、長く伸びてきたら花を咲かせるので切りません。ですから花をメインに楽しむ場合、可能な限りつるを切らずに長く伸ばして育てるのが基本です。
できるだけ日によく当てて育てましょう。ただし、真夏は日射しが強すぎて葉が傷むことがあるので、直射日光を避けた明るい日陰が安全です。日陰にもよく耐えるので、ある程度日当たりの悪い場所でも育てることができますが、花つきは極端に悪くなります。花付きが気にならず、観葉植物と割り切って育てるなら日陰でも十分栽培は可能です。
暑さには強い反面、寒いのは苦手です。冬でも7℃~8℃程度あったほうが無難ですが、5℃程度まではとりあえず大丈夫です。5℃以下では生育が衰えて、枯れる心配があります。
屋外で栽培しているものは、11月頃に室内の日当たりのよい場所に移動させましょう。
乾燥に強い植物なので水のやりすぎに気を付けましょう。春から秋の生育期間は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。
空気中の湿度が高い環境を好むので夏は霧吹きなどで葉に水をかけるとなおよいでしょう。冬は低温で生育も衰えますので水やりは控えめに。鉢土の表面が乾いて3~5日経ってから水を与えるようにします。土の過湿を嫌うので年間を通してやや乾燥気味に管理した方が失敗が少ないです。